製作方法
平鋼(フラットバー)の角の部分を削ることで製作します。
H形鋼でも開先加工はよく行われます。
開先加工機という専用の機械を使って加工することもあれば、シカル加工という技術を使って削ることや、簡易なものならグラインダーで削ることもあります。
ノウハウ
- 長尺モノの加工にも対応します。
- 鋼材の種類や形状によって加工方法を検討します。
- 開先加工の度合いは角度によって示され、開先角度と言い、ベベル角度と言われることもあります。
角度の指定は削る側の角度であり、鋼材側の角度ではありません。 - 主に建築系のお仕事でのお引き合いをよく受けます。
用語解説
開先とは・・・
”かいさき”と読みます。溶接技術の分野において用いられる用語の一つで、
鋼材を繋ぎ合わせる際に溶接をしやすくするために鋼材の縁を適当な形状に切り開く
(角の部分を斜めにそぎ落とす)加工の事です。
開先加工を行うことにより、溶接の強度を上げるメリットがあります。
形状としては、I形、V形、レ形、X形、U形、K形、J形、両面J形、H形があります。
シカル加工とは・・・
主に長尺モノの鋼材を削る加工技術の一つです。
開先を行う加工方法の一種という位置付けです。